平面図の見方|家具が収まるか判断するためのポイント解説
こんにちは、工務の林です。
平面図をご覧になった際、
「この幅だと家具はちゃんと収まるのかな?」
と疑問に思われたことはありませんか?
今回は、平面図で“実際に使える寸法(内寸)”を見る時に知っておきたいポイントを分かりやすく解説していきます
■ 図面の寸法は“柱の芯”で描かれている
住宅の平面図に記載されている寸法は、原則として
柱の中心(=柱芯)から柱芯までの距離で表記されています。
たとえば画像のように“1畳”を表す場合、図面には次のように記載されます。
• 横 1,820mm
• 縦 910mm
しかし、この寸法はあくまで「柱芯から柱芯」までの距離。
実際に使えるスペース(=内寸)とは異なります。
■ 実寸とはズレが生まれる理由
柱芯で図面を描くと、
柱の太さ(105㎜)、石膏ボード(厚み12.5㎜)など、
仕上げ材の厚み分だけ内寸が小さくなるためです。
この差を一般的に「内寸 −130」と呼ぶことがあります。(多分…)
つまり、図面に記載されている柱芯寸法から 約130mm (柱芯から柱面厚み52.5㎜+石膏ボード厚み12.5㎜×2)小さくなることを指しています
■ 「内寸」で見ると家具選びが正確になります
「図面上では入るはずだった家具が実際は入らない…」
というトラブルは、この“柱芯寸法と内寸の違い”で起こりがちです。
例えば…
• 洗濯機の幅
・ソファ
などを確認する際には、「図面の寸法 −130mm ≒ 実際に使える寸法」として見ると、失敗しづらくなるかと思います。
是非、ご参考ください!








