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こんにちは、工務の林です。

皆さん「24時間換気システム」とはご存知でしょうか?
24時間換気システムとは、家の中の空気を自動的に循環させて入れ換える仕組みです。
建築基準法よって義務化され建てられた家には必然的に導入されています。

そろそろ湿気の多い時期かと思われますので、今回は24時間換気システムのために導入されている新築の設備の役割をいくつかご紹介していきたいと思います!

まずは、外側に設置されている<換気口>です。
室内で汚れた空気を換気扇から屋外の方へ排出を行なったり、外から新鮮な空気を取り込むための出入口です。


こちらは<換気扇>です。
換気扇はお風呂やトイレ、洗面所などの湿気の多いお部屋に設置され、室内にたまった古い空気を外に排出する役割があります。
赤く点滅していたらゴミがたまっている合図です。
掃除を行なう際には、必ず換気扇の電源を落として、本体カバーをゆっくり外してクリーナーで掃除をすると埃が取れます。
水で濡れた雑巾やタオルでの直接掃除は内部の機械破損、ファンにカビ発生の原因になるので控えてください。



換気扇が空気を排出するためには、常に新しい空気を室内に取り入れないといけません。
そこで新しい空気を取り入れる役割が<給気口>です。


下の取手の部分をスライドして開けてあげてください。
外の換気口から新鮮な空気を取り込み室内の空気を快適にします。


実は、窓サッシにも換気機能が付いています。
スライドして「閉」→「開」にしてあげると換気や窓サッシの結露対策にもなります。
窓サッシについた結露を放置すると、水滴が窓ガラスなどを伝って床に落ち、濡れてしまいます。 これを放置するとカビ発生の原因にもなるため、常に開けてあげた方が良いです。
※ついていない窓サッシもございますのでご注意ください。


何度も言うように湿気や結露を塞ぐためにも換気扇や窓サッシのガラリは常に利用していた方が良いです。
湿気によりサッシが結露を起こし、虫・ダニやカビを発生させて住宅が腐りやすくなります。
最終的には、腐ったところにシロアリが出てきやすくなり、せっかくのお家が腐敗してします…
対策として室内の空気の入れ替えを常に行うことで、こうした状況を防ぎやすくなりますので是非利用してみてください。