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大半の方にとって、注文住宅を建てる機会は一生に一度です。「失敗したくない」「どんな家にすればいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

コロナ禍でもあるので、感染予防も考えておきたいですよね。
そこで今回は、理想の家を建てるための3つのこだわりポイントを紹介します。コロナ禍特有のポイントもお伝えしますので、最後までご覧になってください。


ポイント1:注文住宅の内観のこだわりポイント


住宅の内観には、たくさんのこだわりを取り入れたいですよね。しかし、あれもこれもと希望を詰め込みすぎると、かえって使いづらくなってしまうこともあるので「何を取り入れて、何を諦めるか」の選択が大切です。

選択を間違えて家を建てた後に後悔しないためにも、家づくりをスタートする前に、いくつかポイントを押さえておきましょう。ここでは、内観のこだわりポイントを説明していきます。


暮らしやすい間取り


家づくりにおいて、もっとも重要だと言っても過言ではないのが「間取り」です。間取りで失敗してしまうと、住みはじめてから「使い勝手が悪い」「無駄な動きが多い」のように、住みづらさを感じてしまうでしょう。

間取りで失敗しないためには、家事動線や生活動線などから間取りを考えることが大切です。家の中での動きをイメージするためには、部屋をブロックに見立てて間取りを考える「ゾーニング」がおすすめ。

まずは、リビング・キッチン・浴室・トイレ・子ども部屋・書斎のように、必要な部屋や設備を挙げて、ゾーニングをしてみてください。

また、コロナ禍に家を建てるのなら感染予防も考えておきたいですよね。「玄関に手洗い場を作る」「家族が非対面で2階に行ける」のように、ウイルスを室内に持ち込まない工夫もあると良いでしょう。



収納


収納の使い勝手は実際に暮らしてみなければわからない部分が多いため、プランニングがとても難しい部分です。収納の数はもちろん、設置場所や設置方法などもライフスタイルをもとに細やかなプランニングをしなければなりません。

例えば、キッチンのパントリーは人目に触れないように扉を設けたり、脱衣所に衣類を収める収納スペースを作ったりなど、来客や生活をイメージしながら考えることが大切です。
「それなら収納をたくさん作ればいい」と考えるかもしれませんが、収納を増やすと、その分部屋に使えるスペースを削ることに。収納はただ設ければいいというものではないので、間取りプランニングのなかでも意外と難しい部分なのです。

収納で失敗しないためにも、プランニングはアドバイザーや営業担当と相談しながら、じっくりと考えてみてください。



キッチン


キッチンは毎日使う設備なので、デザインだけではなく、使い勝手や手入れのしやすさなどを考えて選ぶのがポイントです。

例えば、流した水が排水口へと自然に流れるように形状が工夫されたシンクや、ワークトップとシンクの継ぎ目を無くしたシンク、IHクッキングヒーターなどは手入れがとても簡単で手間がかかりません。

また、感染予防や衛生面を考慮して、手を触れずに吐水・止水ができるタッチレス水栓や、抗菌・抗ウイルス性の高い天板などを取り入れるのもおすすめです。

ただし、キッチンを選ぶ際には、機能やオプション品の詰め込みすぎに注意してください。あれもこれもと付けていくと、値段が一気に跳ね上がってしまうからです。

予算に収まるように、家族にとって本当に必要なものだけを選びましょう。



リビング


リビングのプランニングは「暮らしやすさ」に直結するため、慎重に考えなければなりません。家族が過ごしやすいリビングをつくるためには、リビングでの理想の過ごし方を明確にしておくことが大切です。

家族構成やライフスタイルによって「リビングでの過ごし方」は異なります。リビングをくつろげる空間にしたい、友人と集まってわいわいしたい、子どもの様子を見ながら仕事をしたいなど、さまざまな要望があるでしょう。

まずはタイムスケジュールを書き出し、今の時点でリビングをどう使っているか確認する方法がおすすめです。そこに理想の過ごし方を付け足しながら、少しずつイメージを膨らませてみてください。

なお、リビングの理想の広さは、夫婦2人ならば10畳ほど、子ども2人以内であれば15畳程度です。家族でしっかりと話し合い、理想を叶えられるリビングプランを考えてみてください。



動線


動線は、家づくりにおいてとても重要なポイントです。リビングやトイレ、浴室などに行き来する動きを「生活動線」といい、料理や掃除、洗濯をする動きを「家事動線」と呼びます。

生活がしやすい住宅ほど無駄な動きが少なく、これらの動線がシンプルです。例えば、家の中で円を描くように移動できる動線は「回遊動線」といい、動線が短くシンプルなので無駄な動きが生まれにくくなります。

ライフスタイルや動線を考えながらプランニングを進めれば、家事がスムーズにできたり、家族でコミュニケーションを取りやすくなったりなど、たくさんのメリットがあります。



ポイント2:注文住宅の外観こだわりポイント


外観は「住宅の顔」と言われるほど、家の第一印象を決める大切な部分であり、個性を出せる場所でもあります。けれど、重要な部分だからこそ、どんな外観にすればいいのかわからないという方も多いです。

ここでは、外観を決めるときのポイントをお伝えします。


外壁


「外壁」と一口に言っても、さまざまな種類があり、それぞれ特徴も異なります。選ぶ外壁によって耐久性や耐震性、施工方法が異なり、もちろん費用にも差が出でます。

外壁材のなかでもバリエーションが多く、コストパフォーマンスに優れているのが「窯業系サイディング」です。デザインやカラーが豊富なことから人気を集め、日本にある住宅の半数以上の外壁は窯業系サイディングだといわれています。

家の機能性を重視する方には「ALC外壁材」がおすすめです。ALCは外壁材のなかに無数の気泡を含んだ軽量コンクリートで、断熱性・耐火性・遮音性・耐久性などを兼ね備えています。

外壁は引き渡し後に数年住んでから「予算をもっとかければよかった」「メンテナンスのしやすいものにすればよかった」など、後悔が出てくる部分です。

「デザイン」「機能性」「予算」などから、希望に合う外壁材を選んでみてください。



デザイン


外観も内観と同じように、ナチュラル・モダン・シック・和風のように、さまざまなテイストがあります。家のイメージを決める大切な部分なのでとても悩むと思いますが、次のポイントを押さえておけば統一感のあるすっきりとしたデザインに仕上がります。


  • ◉内観デザインやインテリアにテイストを合わせる
  • ◉外壁に使う色は1〜3色までに絞る
  • ◉外構も含めて家全体のデザインで考える

外壁のデザインは、内観デザインやインテリアに合わせるのがポイントです。内外観でテイストを統一すれば、デザインも考えやすくなります。

外壁に使う色は1〜3色までに抑え、割合はメインカラー・ベースカラー・アクセントカラーを70:25:5の比率で使いましょう。これが配色の黄金比です。

また、外壁デザインを考えるときには、門柱・玄関アプローチ・塀・駐車場などのエクステリアも含めたトータルデザインを考えることが大切です。エクステリアも外観デザインの一部なので、色味やテイストなどを考えながらデザインを進めていきましょう。


エクステリア(外構)


注文住宅の場合、どうしても建物に気を取られてエクステリアは後回しにしがちです。しかし、外観のプランニングで大切なのは統一感を持たせることなので、エクステリアとのバランスもしっかりと考えてください。

道路から見たときの建物とエクステリアの見え方、室内からの景観を考えながらのプランニングが必要です。

また、景観面だけではなく、防風や防音、日除けなども考慮することも忘れてはいけません。エクステリアに役割を持たせるためにも、素材や植栽の種類などをプランナーと相談しながら選びましょう。


ポイント3:注文住宅の性能こだわりポイント


住み心地は、住宅の性能にかかっていると言っても過言ではありません。しかし、住宅にはどのような性能が必要なのか、悩んでしまいますよね。

ここでは、家の性能や機能の選び方をお伝えします。


耐震・災害対応


日本は「地震大国」と呼ばれるほど地震の多い国。大切な家族を地震から守るためにも、地震や余震、地震による損傷にも耐えられる家を作ることが大切です。

最近では多くのメーカーが耐震性に強い商品を扱っていますが、どのような強みがあるのかを比較する必要があります。

ここでユニバーサルホームの建てた家が、地震に強いことが実証された実例を一つ紹介します。2004年10月24日に発生した新潟県中越地震では、住家被害が約17,000件に上り、阪神・淡路大震災よりも地震規模が大きかったことがわかっています。

地震によって多くの被害が出たにも関わらず、ユニバーサルホームの家は被災地において倒壊・半壊ともに「0」でした。地震の揺れに強い理由は、基礎部分の「地熱床システム」を取り入れていることが関係しています。

砂利を地面から床下まで敷き詰めて密封することで、クッションのように地震の振動を吸収し、津波や大雨による床下浸水も防いでいるのです。

このように地震に強いことが実証された事例や、「耐震性の種類」「耐震等級」「構造」「自社技術」などに注目して、メーカーを選びましょう。

また、耐震等級や耐火性が高い家は、地震保険や火災保険で割引を受けられます。保険は加入している限りは支払いが続くので、割引が受けられるのも耐震性や耐火性にこだわる大きなメリットです。


ユニバーサルホーム :災害に備えるくらし
https://www.universalhome.co.jp/lifestyle/disaster_prevention/



省エネ・エコ


近年、脱炭素社会づくり(カーボンニュートラル)が国を挙げて取り組まれており、住宅にも省エネ性が求められるようになりました。

住宅における省エネ性は、家の機密性と断熱性を高めて、冷暖房のエネルギー消費を減らすことをいいます。

少ない電力で効率よく冷暖房を効かせられるので、省エネ性の高い住宅は環境にやさしいのはもちろん、光熱費を抑えられて家計にもやさしいことがメリットです。

2021年9月以降、石炭や液化天然ガス(LNG)の輸入価格の影響により、電気料金は右肩上がりに上昇しています。さらに、円安やウクライナ情勢も相まって、この先もしばらく電気料金の値上げが続くことが予想されます。

電気のみならずガス価格も高騰しているため、「エネルギー消費の削減(省エネ性)」「エネルギーの自給自足」がさらに注目されるでしょう。

また、省エネ性が高い住宅は「住宅ローン控除」で優遇税制を受けられたり、「こども未来住宅支援事業」から補助金が最大で100万円支給されたりなど、さまざまな優遇制度を受けらるというメリットもあります。


先ほども紹介した、ユニバーサルホームの「地熱床システム」を取り入れれば、床下温度は真夏で約25℃、真冬で約15℃となるので一年中快適に暮らせます。

「住みやすい家をつくる」「優遇制度を活用する」「地球環境に配慮する」「光熱費を節約する」などのさまざまな観点から見ても、省エネ性は必ずチェックしておきたいポイントです。




まとめ


注文住宅は家族の数だけ、考え方やこだわりがあります。すべての希望を詰め込めればいいのですが、予算・建築条件などで叶えられないものもあるでしょう。

また、コロナ終息のめども立たず、しばらくはWITHコロナ時代が続くと予想されます。安心して生活を送るためにも、新しい生活様式に合わせた設備を取り入れ、感染対策に考慮した家づくりを検討しなければなりません。

今回紹介したポイントを踏まえたうえで、「家族にとってなにが必要なのか」考えてみてください。